Googleのブラウザ「Chrome」が、2カ月後にリリース予定のバージョンで、これまで大量に消費していたメモリの一部をコンピュータやスマートフォンに戻してくれるという。 メモリはコンピュータやスマートフォンの貴重なリソースで、アプリを高速に動かしたりアプリの機能を増やしたりするのに欠かせない。だが、ウェブサイトが複雑になり、ウェブブラウザが高機能になるにしたがって、消費されるメモリの量は増え続けている。 メモリの消費量が減ることは素晴らしいが、そのおかげですぐにハードウェアの動作が軽くなるとは期待しない方がいい。過去の例を見れば、コンピュータやスマートフォンのメモリが増えても、アプリやウェブサイトを作成するプログラマーが新しい機能を追加して、増えたメモリを利用しようとするからだ。 Chromeのチームは現在、「V8」と呼ばれるJavaScriptエンジンの開発に取り組んでいる。このエンジ
