仏マルセイユで、「衛生パス」提示と特定職種へのワクチン接種の義務化に抗議する人々(2021年7月24日撮影)。(c)CLEMENT MAHOUDEAU / AFP 【7月26日 AFP】フランス議会は25日、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了しているか検査で陰性だったことを証明する「衛生パス」の提示を日常生活の随所で義務付ける法案を可決した。成立には、法律の違憲審査を行う憲法会議(Constitutional Council)の承認が必要となる。 衛生パスの導入をめぐっては「自由の侵害」だとして一部で激しい反発が起きており、24日にも全国で16万人以上が参加する大規模なデモが行われた。内務省によると、この日のデモでは71人が逮捕された。 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は先週、政令(デクレ)により、映画館や美術館、ナイトクラブなどの施設利用の際や、50人以