中国で開かれていた5年に1度の共産党大会は、22日に閉会し、今後5年間、党を率いる中央委員に習近平国家主席が選出され、党トップとして異例の3期目入りが確実となりました。一方で、序列2位の李克強首相は新しい中央委員に選ばれず、最高指導部に留任しない見通しになりました。 今月16日から始まった5年に1度の中国共産党大会は、最終日の22日、閉会式が行われ、国営の新華社通信は、閉会後、今後5年間、党を率いる205人の「中央委員」の名簿を伝えました。 この中には習近平国家主席が含まれていて、現在69歳の習主席が「68歳で引退する」という慣例を破って選出されたことで、党トップとして異例の3期目入りが確実になりました。 一方で、序列2位で現在67歳の李克強首相は新しい中央委員に選ばれず、最高指導部に留任しない見通しになりました。李氏の後任の首相は、来年の全人代=全国人民代表大会で決まるため、それまでは首