(今回の記事は長く込み入っているので、結論だけ知りたい方は一番下のまとめをご覧下さい。) ソフトバンクグループ(以下ソフトバンクG)株が大幅下落している。 ソフトバンクGは7月29日につけた5886円の年初来高値から下落に転じ、10月25日には3958円の年初来安値をつけた。下落幅は32.8%だ。 下落の原因はソフトバンクGがWeWorkに1兆円の追加融資を決めたことだ。 www.bloomberg.co.jp ソフトバンクGがサウジアラビアと共同出資して立ち上げたソフトバンクビジョンファンドは様々なベンチャー企業に巨額の投資を行ってきた。だが、ウーバーやWeWork等の実際の企業価値が想定よりも大幅に低いことが発覚した。 孫正義会長はアリババの将来性を見抜いて巨額の出資を決断するなど、卓越した投資選別眼の持ち主だと思われていた。だが、WeWorkのずさんな経営を見抜けなかったことで、投資