新型コロナウィルス第4波がきているけれど、一年前からほとんど何も変わっていないのは驚くべきことではないだろうか。医療やPCR検査体制を拡充すべきだというのはずいぶん前から言われていた。クラスター追跡をするのではなく、全数検査に踏み切るべきだというのは第2波が収束したころから言われていたことだが、それも行われていない。民間で検査できるようにはなったものの、行政としてはクラスター追跡と濃厚接触者の検査が主なものとなっている。いまだに医療提供体制及びPCR検査の体制が改善されたとは言い難い状況である。そんな中、大阪では重傷者用のベッドが満床になり、いよいよ医療崩壊という局面を迎えている。これから爆発的に死者数が増えてもなんら不思議ではない。 それにしても今のような状態になったのはなぜなのかすこし考えるべきであろう。医療リソースや保健所の人員不足といった、ある意味で現場主義的な意見で思考を止めては