立花隆の訃報を聞いて、今まで読んだ立花隆の本のことを思い出した。 「東大生はバカになったか」は、内容はともかく語り口が余り好きになれなかった記憶がある。 実際の講義を元にしている「脳を鍛える」のほうが面白かったと思い、探したら家にも「脳を鍛える」しか残っていなかった。 読んだのはかなり前で、内容をほとんど覚えていない。いまパラパラめくってみても、色々な分野の話をしていて面白そうなので後で読み返そうと思う。 自分の中で一番印象に残って*1面白かったのは、司馬遼太郎「八人との対話」の中で行われた対談「宇宙飛行士と空海」だ。 八人との対話 (文春文庫) 作者:司馬 遼太郎 文藝春秋 Amazon 立花隆が書いた宇宙飛行士のその後を追った「宇宙からの帰還」を司馬遼太郎が読んだ、という話から対談が始まる。 そこから、空海の室戸岬の体験が「宇宙論的体験」だったのでは、という方向へ話が進む。 空海の体験