ブックマーク / sapa21.hatenadiary.jp (10)

  • 2021年の感想と2022年の投資スタンス - 投資日記

    すでに1か月も過ぎてしまったが、昨年の感想と今年の投資方針を書いておく。 〇 昨年の感想 2021年のリターンはほどほどだった。 良かったのはリチウム株と日の主力株で、特にリチウム株は大当たりした。 ただ、ひとつのセクターでポートフォリオの2割を超えないようにしていたことや、投機的なジュニア銘柄(すさまじい上昇だった)を避けていたため、リチウム株だけで全体のリターンを大幅に上げることはできなかった。 日株はアートスパークやネクステージなど比較的大きく持っていた会社が上げてくれた。主力株の当たり外れは運次第なので、去年は運が良かったと思う。 一方でリターンの足を引っ張ったのが、キャッシュポジション、短期取引、中国ADR株だった。 キャッシュポジションは年間を通して3割くらいあったと思う。アメリカ株のバリュエーションが高く全力で買う気になれないことや、2~3年くらい前からリスク回避気味の運

    2021年の感想と2022年の投資スタンス - 投資日記
  • 感染症の流行と株価 - 投資日記

    2003年のSARS、2009年の新型インフルエンザ、2014年のエボラ流行時の株価の動きを振り返ってみる。 ■SARSと株価 SARSは2003年に主に中国・香港で流行した。 WHOによると2003年7月に制圧宣言が出されるまでの感染者は8,096名・死者は774名となっている。アメリカでの感染者は27名・死者0名、日での感染者は0名。 感染者数と死者から単純に計算すると致死率は9.6%だが、数字は国や年齢によって大きな差があり、またSARSの発症率が不明なことから正確な致死率を計算するのは難しいとのことだ。 wikipedia によるとSARS流行の経緯は以下のようになる。 ・2002年11月に中華人民共和国広東省で最初の症例が報告される。 ・2003年2月にアメリカのビジネスマンが中国からシンガポールへ向かう飛行機の中で発症。着陸したハノイの病院で死亡。さらに治療にあたった医師や看

    感染症の流行と株価 - 投資日記
  • 中国経済の先行きについて - 投資日記

    低迷が続く中国経済について個人的な考えを書いてみる。 まず現在の景気低迷だがおおむね以下の要因の組み合わせで起きているのかなと思っている。 ・構造的な成長率の低下 ・循環的な景気減速 ・アメリカとの貿易戦争 ・民間債務のデレバレッジ ・構造的な成長率の低下 経済規模が大きくなるにつれて成長率が落ちるのは自然なので、中国の経済成長率が過去最低を記録したといった話はそれ自体は問題ではないと思う。 下のグラフは中所得国の罠というレポートの中にあった1人当たりGDPと成長率のグラフ。どの国も豊かになるにつれて経済成長率は低下している。中国の実質成長率6%というのは高くはないが低すぎるということもないと思う。 鉱工業生産や小売売上高も今年1-9月の前年比成長率はそれぞれ5.6%、8.2%と近年で最低の数字を記録した。ただ、こちらも長期で見れば右下がりの延長線上にある。 ・循環的な景気減速 鉱工業生産

    中国経済の先行きについて - 投資日記
  • 景気の山と谷での株価の動き - 投資日記

    景気の変わり目である山と谷の前後1年の株価の動きを見てみる。 山と谷の月は内閣府の景気基準日付とNBERのUS Business Cycle Expansions and Contractionsを参照にした。 ・日 過去15回の景気の山の前後1年間(景気後退の始まり)の動きを平均化したのが下のグラフ。横軸の0が景気の山に当たる。-1は山の一か月前、1は山の一か月後となる。棒グラフは単月のリターン、線グラフは前後1年の累積リターン。 景気の山の周辺では若干右下がりのリターンになっているがそこまで明確な傾向があるようには見えない。 同期間の四半期ごとのリターンもグラフにしてみる。青グラフは過去15回の平均リターン、赤グラフはバブル崩壊後の5回の平均リターン。 過去15回の平均では山周辺のリターンは全体的に小幅安といったところだが、バブル崩壊後に限れば前後1年のリターンは非常に悪くなっている

    景気の山と谷での株価の動き - 投資日記
    shinonomen
    shinonomen 2019/09/11
    景気が底打ちする数ヶ月前に買い始めるのがベストだが、底打ち後に買ってもそれなりのリターンは得られるということか。
  • 各国株価のトレンドとバリュエーション 2019年3月末 - 投資日記

    3月末の先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。 ・株価データはMSCIから配当込みのGROSS指数を、CAPEやPERはStarCapital、為替は日銀より取得しています。 ・株価チャートは2007年末を100として作成しています。月足・配当込み・現地通貨ベースです。 ・円ベースの損益は、各国のMSCI指数のドルベースのリターンを日銀のドル円レート(月末値)で円換算しています。データの取得先が違うので多少の誤差が出ます。 先進国と新興国 第1四半期の株価は先進国が+12.6%、新興国が+10.0%と大幅高でした。 ドル円レートは終わってみれば前年末とほぼ変わらなかったため、円ベースの成績も先進国+13.0%、新興国+10.3%とほとんど変わりません。 直近1年間のリターンは先進国+4.6%に対して新興国-7.1%と先進国が優勢です。為替は円安に振れているため

    各国株価のトレンドとバリュエーション 2019年3月末 - 投資日記
  • ダウ30銘柄のPERとCAPEレシオ - 投資日記

    アメリカ株のCAPEレシオの高さは長らく指摘されています。 最近の急落でやや下がっていますが、現在のS&P500のCAPEレシオ29倍という数字はITバブルや大恐慌前に次ぐ高さです。 Shiller PE Ratio しかしながら、個別株を見ていると一部のIT系を除いてそこまでの割高感を感じません。 そこで今回はダウ30銘柄のPERとCAPEレシオを比べることで両者にどれくらい乖離があるのかを見てみます。 なお、業績データはモーニングスターから取得しました。 下はダウ30銘柄の営業利益ベースのPER(時価総額/営業利益)とCAPEレシオ(時価総額/10年間の営業利益の平均)を比べたグラフです。 営業利益を使ったのは、純利益だと業績堅調でもPERが100倍を超える異常値となってしまう銘柄がいくつかあるからです。 ただし、金融セクターの銘柄は営業利益のデータがなかったため純利益を使います。 P

    ダウ30銘柄のPERとCAPEレシオ - 投資日記
  • アメリカの景気について考える - 投資日記

    イールドカーブの逆転が起きたことから景気後退が心配されています。 実際にアメリカ経済はどうなのかという点について経済指標を見つつ個人的な考えを書いてみます。 まずは10年-2年金利です。この2つの金利はまだ逆転していませんが逆イールドの一歩手前までスプレッドが縮小しています。 イールドカーブの逆転については以前メモを書きました。 逆イールドカーブは過去に起きたアメリカの景気後退を高い精度で予想してきたものの、株価はイールドカーブの逆転が起きた年も2年後も3年後もプラスリターンだったそうです。 イールドカーブの逆転が株価下落につながらないのは、逆転が起きてから景気後退までのタイムラグがあることや、景気後退が起きても株価が大きく下がるとは限らないためでしょう。2000年代はITバブルとリーマンショックがあったため景気と株価の動きがかなり一致していますが、それ以前は景気後退期でも株価がそれほど下

    アメリカの景気について考える - 投資日記
  • 最近の投資ファクターのリターン - 投資日記

    ケネス・フレンチ教授のデータを使って最近の日株の投資ファクターの成績をチェックしてみます。 まずは2009年6月を起点とした各ファクターのロング・ショートの累積リターンのグラフです(2009年上半期はモメンタムのリターンが極端に悪くて見にくいため09年6月を起点にします)。 2018年はこれまで好調だったサイズのリターンが横ばいです。モメンタム、投資、バリューのリターンはマイナス、好調なのは収益性だけです。 リターンが特に悪いのはバリューで、8月までの前年末比は-10.7%という成績です。バリューはここ10年ほぼ機能していません。 次に25ポートフォリオ(サイズ5グループ×バリュー5グループ)の2018年のリターンです。 1(割高) 2 3 4 5(割安) 1(小型) 2.9% -1.4% 1.9% -0.5% -4.6% 2 9.2% -3.4% -6.6% -7.6% -10.4%

    最近の投資ファクターのリターン - 投資日記
  • 各国株価のトレンドとバリュエーション 2018年9月末 - 投資日記

    9月末の先進国・新興国の株価指数のトレンドとバリュエーションのチェックです。 ・株価データはMSCI、CAPEやPERはStarCapital、為替は日銀より取得しています。 ・株価チャートは2007年末を100として作成しています。月足・配当込み・現地通貨ベースです。 ・円ベースの損益は、各国のMSCI指数のドルベースのリターンを日銀のドル円レート(月末値)で円換算しています。 先進国と新興国 第3四半期の株価は先進国が+5.1%の大幅高、新興国が-0.9%の小幅安でした。円安に振れたため、円ベースでは先進国+8.0%、新興国は+1.8%のリターンです。 直近1年間のリターンは先進国+11.8%に対して、新興国-0.4%と大きな差がついています。円ベースでは先進国+13.1%、新興国+0.6%です。 バリュエーションを見ると、新興国のCAPEレシオやPERは先進国に比べて割安です。ただし

    各国株価のトレンドとバリュエーション 2018年9月末 - 投資日記
    shinonomen
    shinonomen 2018/10/01
    ロシアのリターンが良いというのは盲点だった。
  • マーケットタイミング戦略を検証している記事 - 投資日記

    いくつか見つけたのをメモします。 Combine Market Trend and Economic Trend Signals? 株価のトレンドと失業率を組み合わせたマーケットタイミング戦略を検証しています。以下の戦略が比較されています。 ① SPY - 配当調整したS&P500ETFのバイアンドホールド。 ② SPY:SMA10 - 月末のSPYが10か月移動平均線を上回っていたらSPY、下回っていたらTビル。 ③ UR:SMA12 - 失業率が12か月移動平均を上回っていたらSPY、下回っていたらTビル。 ④ Either - ②と③のどちらかがSPYを指定していたらSPY、両方がTビルを指定していたらTビル。 ⑤ Both - ②と③の両方がSPYを指定していたらSPY、片方がTビルを指定していたらTビル。 1993年以降の期間の年率リターンは、Either 13% > UR:SM

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