飯豊山の胎内川東股は非常に困難でした。 下流部の浦島と呼ばれる悪場はそれ程でもなかったのですが、アブの大群との戦いでかなり消耗しました。 東股に入ると極端なゴルジュで泳ぎ登る事が不可能な滝が多く、その高巻は困難を極めます。側壁の登攀も50m以上の高さがありますが、それ以上に60度以上ある潅木帯が厄介です。潅木は雪の重さで下向きに生えていて、腕力での木登りを強いられます。人の気配を全く感じない、それどころか獣の気配すらない潅木帯をさまよいます。常に木にしがみついていないと落ちてしまいます。 1つの滝を高巻くのに5時間以上を要し、谷に下りるのにも40mを超える懸垂下降です。大まき高巻きと水泳、登攀で時間を費やし、木に体を縛り付けてのビバークを強いられました。 三日目、本源沢出会いで立ちふさがったのは谷を埋める雪渓でした。 八月上旬はこの沢には季節が早すぎたようで、雪渓は突破不能に見えます。支流
胎内川坂上沢 報告者 手嶋 亨 日程 8日〜11日の4日間 メンバー 手嶋 亨(L)、古野 寛(SL)、津田恭敬、石井幸志 天候は8、9、10日は終日ほとんど雲一つない大快晴。暑くて大変でした。泳ぎやシャワークライムは全く苦にならず、バシャバシャ水に入っていました。11日は大方曇りで、長い胎内尾根をほとんど陽の指さない中歩くことができ、大変ラッキーでした。最高の天候パターンだったと言えましょう。 8日、胎内川本流沿いにつけられた踏み跡を途中まで行きましたが、あまりの暑さのため、楢俣沢手前から沢に降り、ずっと沢沿いを行きました。水量は胎内にしては極少、95年に行った時のおそらく5分の1くらいしかなかったと思います。92年にトマの風ができる直前に行った時の2分の1から3分の1程度でしょうか。ともかく、どこも全く問題なく歩けます。渡渉なんて言える所は一カ所もありませんでした。深いトロは積極的に泳
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