スリムボディーに28~300mmを広くカバーする光学10.7倍ズームレンズを搭載したリコーの「CX2」。価格は比較的高めだが、好調な売れ行きを見せている(画像クリックで拡大) リコーが9月に発売した光学10.7倍ズームモデル「CX2」で目を引くのが、シーンモード内に追加された「ミニチュアライズ」撮影だ。画面の天地を大きくぼかすことにより、目の前に広がる風景をミニチュアのジオラマ模型のようにデフォルメして撮影できる。 一眼レフカメラでは、シフトレンズという特殊なレンズを使うと実現できる。パソコン上で同等のエフェクトをかけられるソフトウエアも発売されている。だが、カメラ単体でミニチュア撮影機能が可能なコンパクトデジカメは本機が初めてだ。 モードダイヤルをシーンポジションに合わせ、ミニチュアライズのアイコンを選択すると機能が利用できる。標準状態では、画面の中央部がシャープに写り、上下に向かってボ