目に見えない圧力でだれかを縛りつけたり、 周りの人をグサグサ傷つけたり、 だれかのそういう態度にふれたとき、 げんなりする反面 ほっとしたりする時もする。 ああ、この人も余裕がないんだな。 いっぱいいっぱいなんだな。 しんどいんだな。 不器用なんだな。 未熟なんだな。 なーんだ、私と一緒じゃないか。 ・・・と、 おかしな仲間意識をほんのり抱き、 へんな話だけど、ちょっとほっとするのだ。 たぶん私がいっぱい人を傷つけてきたからかな。 なぜか何もかもが敵みたいにみえていたころ、 ずいぶんトゲトゲととんがっていて、 いろんなひとを傷つけた。 本当にひどい人間だったと思うけど、 どうにもこうにもいっぱいいっぱいで トゲトゲを剥き出しにせずにはいられなかった。 だから今、同じような態度をとっている人をみると 「うっひょひょーい」と、心の中でとびはねる。 ここにも同志がいた。 だよね、だよね、人にあ