――あぁ、数字としてそこまでシビアですか。 横山:そう。でもその代わり、バンドを長く続けるための方策を一緒に考えることはできる。だからレコード会社っていうよりも、そのサポートをする仕事になってきてるかな、最近は。この先も職業ミュージシャンってどんどん減ってくと思う。そしたらみんなアルバイトしながら音楽をやっていかなきゃいけないし、さすがに自分ひとりじゃ手が回んないことも多くなるわけで。レコード会社はそのお助け会社なんだって自覚しなきゃならないんじゃないのかな、特にインディーズは。 ――レーベルの経営状況はどうですか。CD売上が占めていた利益はどれくらい変わってきたのか。 横山:ピザオブデスはハイ・スタンダードのDVDが売れたから、正直、景気悪い気はしてなくて。ただね、もしそれがなかったらって考えると……けっこう怖いよ。好調なのは、なぜかKen YokoyamaとBBQ chickensだけ