「空を飛ぶ技術」をテーマに、航空技術に関連した本のほか、航空会社から借りた昔の制服や飛行機の模型など、貴重な資料を集めたミニ展示「図書館空港」が、川崎市川崎区の県立川崎図書館で開かれている。1月8日まで。 飛行機設計士の堀越二郎をモデルにした映画「風立ちぬ」や、多くの日本企業が製造に携わったボーイング787など、航空技術にあらためて関心が高まっていることから開催した。 同図書館には航空工学の本だけで約千冊あり、社史なども多数所蔵。2階ホールには「飛ぶ本100冊」と題し、司書らが選んだ約100冊を、本に書かれている印象的な一節を添えてパネルで展示している。 会場には、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)から借りた飛行機の模型や飛行機に搭載された計器、機長やキャビンアテンダントの帽子や制服のほか、1954年ごろのファーストクラスの搭乗券や50年代の時刻表、空港で使用された行き先案内表