サンフランシスコでスクーターをめぐる消耗戦が始まっている。 サンフランシスコ市交通局(SFMTA)によると、市内の道路で乗り捨て可能な電動キックスクーターのレンタル事業を運営できる許可をめぐり、わずか5社分の枠を手に入れようとUberやLyftなど12社が争っているという。 サンフランシスコ市当局は4月、市内を走るスクーターの台数を制限する法案を可決した。今後1年間、市内全域にスクーターを配備する許可を得られるのは5社だけだ。スクーターの台数も、最初の半年間は1250台に制限される。それでうまくいけば、上限が2500台に引き上げられる。 スクーターはベイエリアで対立を生む話題になっている。3月にBird、LimeBike、Spinの3社が議会や住民に事前の通告なくサンフランシスコで電動スクーターサービスを開始したのが騒動の発端となった。その直後から、数百台のスクーターが歩道に溢れかえった。