台風から変わった低気圧の影響で、西日本から北日本では、25日にかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水などに十分な注意が必要です。 気象庁の観測によりますと、台風16号は東シナ海を東へ進み、24日午前9時に温帯低気圧に変わりました。 台風から変わった低気圧に向かって湿った空気が流れ込んでいるため、西日本を中心に大気の状態が不安定になり、この時間は九州などに発達した雨雲がかかっています。 低気圧は25日にかけて北日本の東の海上へ進むと予想され、東日本や北日本にも次第に発達した雨雲がかかる見込みです。 このため25日にかけて広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。 25日昼までに降る雨の量は、いずれも多いところで、▽四国と東海で250ミリ、▽近畿で200ミリ、▽北陸と関東甲信で150ミリ