米アラスカ(Alaska)州の海岸に集まった推定3万5000頭のセイウチの一部。米海洋大気局(US National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)提供(2014年9月27日撮影、10月1日提供)。(c)AFP/NOAA/COREY ACCARDO 【10月3日 AFP】疲れ果てた状態で米アラスカ(Alaska)州の海岸に上陸した数万頭のセイウチの大群を保護するため、米魚類野生生物局(Fish and Wildlife Service、FWS)は周辺を飛行する航空機に対し、群れの近くでの飛行を避けるよう命じた。 セイウチは航空機のエンジン音を聞くと一斉に海へと逃げ出す恐れがあり、特に子どものセイウチは暴走した大群に踏みつぶされる危険性が高い。FWSによれば、このような暴走行動は、太平洋のセイウチ生息数を減少させている最大の原因として