保育園を利用する保護者や現役の保育士らが16日、保育料の軽減や保育士の処遇改善について政府に要望しました。 北海道などの保護者のグループによりますと、今年4月に始まった新制度で保育料の算定方法が変わり、子どもが3人以上の世帯で保育料が上がるケースが相次いでいるということです。また、保育士の処遇を巡っては、賃金が低いことなどが問題となっていて、なり手が不足しています。厚生労働省は、小学校の教員資格があれば条件付きで保育士として働けるとする緊急対策を打ち出しましたが、これに対し、保育士の労働組合は「保育士が軽視されている。規制緩和の前に待遇を改善してほしい」と要望しました。