今から30年以上も前、弘前市中心部にある土手町といえば、弘前が商業の町であることを誇示するかのように店が建ち並び、土日ともなれば、歩道にはすれ違うのもやっとなぐらい人が押しかけていた。いわば津軽地方随一の繁華街だった。幼かった僕にとって、土手町に出かけるというのはちょっとしたステータスであり、その時で一番いい格好をして出かける、そんな一大イベントだった。 やがて時は流れ、車社会が到来。郊外には金太郎飴を切り分けたようなショッピングモールが乱立、人々の流れは市中心部から遠のいていった。 ある人の話。 土手町を歩いていたところ、県外客から「すいません、弘前の繁華街はどこですか?」と聞かれたそうだ。何とその人は、「すいません、私も県外から来たものですから...。」と言葉を濁し、その場を逃げるように後にしたそうだ。 これが現実なのだろうか。頑張ろうとすればするほどもがき苦しみ、そして津軽固有の希少
あす18日は敬老の日。秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、県交通対策協議会は「敬老の日に『反射材』を贈ろうキャンペーン」を展開している。14日時点の県内の今年の交通事故状況(速報値)は、発生1764件、死者29人、負傷者2091人で、いずれも2022年同時期より増加している。このうち、高齢者の死者数は16人と半数以上だ。県警本部交通企画課の田中光男次長は「日没が早まるにつれて、夕暮れや夜間の事故が多発する恐れがある。反射材はドライバーに(自身の存在を)早く気付いてもらう効果があり、その効果を高めるためには手足やリュックなど複数付けて」と注意喚起している。 同運動の重点は、(1)こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保(2)夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶(3)自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守(じゅんしゅ)の徹底-。 同課によると、1~9月14日の県内の
僕は、青森県立弘前高校を平成元年3月に卒業した。高校在学の頃は本当に楽しい思い出がたくさんあって、あの頃の友人知人は、今の僕にとってかけがえのない財産だ。 10年前の夏、三十路を迎えてみて、改めて旧交を温めたい、いや、温めて欲しいという思いから一念発起、自ら同期会を企画・開催した。そしてその同期会は「一平会」と名付けられ、今日に至っている。 一平会の立ち上げ当初は、「2年に一度は開催するんだ!」と意気込んだが、実際やってみると、10年前の参加者が60名ほどだったのに対し、開催間隔が短いこともあってか徐々に人数が減り始め、気がつくと30名程度しか参加しないこぢんまりとした会合になってしまった。それは多分、段取りも進行もグダグダで、参加してもあまり面白みを感じない内容だったからなのだろう。 その後会則などを策定してはみたものの、結局会則で2年に一度行うと決めたはずの同期会は、平成18年の開催を
燃え上がる食堂兼住宅=20日午後7時12分、青森県弘前市鷹匠町、吉田芳彦撮影燃え上がる食堂兼住宅=20日午後7時17分、青森県弘前市鷹匠町、吉田芳彦撮影 20日午後7時ごろ、青森県弘前市鷹匠町の飲食店「お食事処たかやま」(高山耕一さん経営)付近で爆発があり、建物が炎上、隣の住宅に燃え移った。弘前消防本部などによると、午後8時15分に鎮火したが、3棟が焼失。女性1人の遺体が見つかった。飲食店の2階に1人で住む対馬喜美栄さん(77)が行方不明で、弘前署などが遺体の身元の確認を急いでいる。 また、四つの病院に8歳の男児から78歳までの8人が運ばれ、手当てを受けている。 現場は弘前城の南西約200メートルの市中心部に近い商店街。近所の人らによると、出火当時、店内には高山さん(48)と妻の和子さん(44)のほか、客の親子4人連れがいた。たかやまに隣接する焼き鳥店の店主(39)は「突然ドカンと来
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