NBonline掲載の伊東乾「常識の源流探訪」の中で、「崖っぷちの広告代理店ポリティクス」という記事があって、面白かったのですよ。全体はさておき、その中で<「メディア露出」∝「狙った効果」>という公式が成立しないというところがね。 ただ、本当に<「メディア露出」∝「狙った効果」>という公式は崩れたのか? この公式を個人に還元して解釈すると<「受信情報量」∝「狙われた効果」>となります。天秤は思うのですが、この個人版公式は崩れていない。 単にメディア環境が競争的になり、そこにハイパーリンクやキーワード+検索エンジンといったリンク*1が導入された。するとそれぞれが「自分の空間」をもつようになり、単層的マスメディアが分裂した。と、まぁそれで伊藤さんがいう公式崩壊になったと。 このことは、いわゆるweb1.0、web2.0の話とパラレルに読むことができます。ウェブ空間上に生まれた単層的メディアとし