前回は打者成績の話をしたので(予告通り)投手の成績の話をします. 投手をシーズン成績(または通算成績)で見る時, 代表的な指標として以下の3つがあります(いわゆる, 「投手三冠」の対象). 勝利数(その名の通り, 投げて勝利した回数) 奪三振(打者から奪った三振の数) 防御率(9イニングあたりの自責点率. このエントリーの主人公). この成績のうち, 勝利数は投手個人の頑張り「だけ」では稼げない数字というのは野球をちょっとでも見たことある人なら想像つくと思います.*1 奪三振は「三振」が持つ意味, 見た目の派手さからすると投手の実力が生きるモノと言えます(そしてこれは事実だという話をこれからします). 問題は, 「相手に許した得点(自責点)を9イニング(ほぼ一試合分)に平均した」実に便利な指標である「防御率」で, 防御率は投手を必要以上に良く見せる(もしくは悪く見せる)ことがあり, 「たま