いまだと珍しく感じるかもしれませんが、「ゲーム性」という言葉があります。これ、ゲーム開発者の方も使うこともある一方、ゲームメディアの記事に使われていると「うーん」となりかねないおそろしい単語だったりします。 もちろん、この言葉を絶対に使ってはいけないわけではありません。しかしながら、言葉が指し示すものが曖昧な状態で使うのは問題になりえます。その例のひとつが「ゲーム性」といえるわけですね。 「ゲーム性」という意味が広すぎる言葉 『ヨッシークラフトワールド』(2019) そもそも「ゲーム性」とはなんでしょうか。おそらく、「ゲームをゲームであるとたらしめる部分」だとか「ゲームとしての魅力」みたいなものだと思います。ものすごい単純に、ルールなど前提条件を指し示す場合もあるみたいですね。 しかし定義がとにかく曖昧です。たとえば「2Dアクションのゲーム性」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか? たとえ