進学塾の早稲田アカデミーの夏季合宿で生徒のスマートフォンなどが大量に盗まれる事件が発生した。大規模合宿で起きた事件から物理、情報の両面でセキュリティについて学ぶところは多い。企業における「盗難」という物理的損害に加え、最も警戒すべき「情報の盗難」にどう対応すべきなのかについて解説したい。 長野県警中野署によると、盗難の発覚は8月9日の朝。生徒から預かっていたスマートフォンや財布などがなくなっているのに職員が気づいたという。(関連記事)。事件発生が8月9日、マスコミや関係者になどに正式に公表されたのが8月11日である。8月14日に早稲田アカデミーがWebサイトで発表した内容によれば、合宿参加者は4174人で、14のホテルを利用(貸し切り)という。 かつて筆者の子どもも早稲田アカデミーを利用していた。その頃に比べて急激にマンモス化している状況に驚かされた。元早稲アカ(早稲田アカデミーの略、以下
「ゲンロンカフェ」を運営するなど在野で言論活動を続けている思想家の東浩紀さんに、大学における文系のあり方や人文知の未来について聞いた。 ◇ ――文部科学省が国立大学に対し、人文社会科学系学部の廃止・転換を検討するよう求めました。議論が起きましたが、どう考えますか。 文科省の通知は良くないことだと思います。けれども、遅かれ早かれこういう時代になるだろうなと思っていたので、驚きはありませんでした。 ――(人文社会科学系学部が)社会の要請に応えられないことが大きいのでしょうか。 この国において、大学とは明治期に輸入された歴史の浅い制度です。ヨーロッパに追いつくため、産業振興を後ろから支えるために大学を作った。そういう前提がある限り、文系不要論が出てこざるを得ない。 ヨーロッパの場合、キリスト教と結びついた神学があり、リベラルアーツの伝統が長くあって、そこから大学の哲学部が生まれ、人文知が育ってき
記者がお答えします! 夏休みの悩みの種、読書感想文。お盆を過ぎると、宿題に目覚めた人たちから悲鳴が上がってきます。子どもの頃を思い出し、顔をしかめる人も少なくありません。果たして読書感想文は必要なのでしょうか。とはいっても、やらなきゃいけない人は、どう攻略すればいいのでしょうか? 「教え方の下手な先生ほど宿題多い」 夏休みの宿題をさぼった男児をタヌキ顔の教授が助ける「天小森教授、宿題ひきうけます」(1995年刊)の作者、野村一秋さんは、無類の読書感想文嫌いでした。 「夏休みの宿題は、休暇中も学期中と同じように過ごさせるために編み出された余計なもの。教え方の下手な先生ほど、教室で面倒を見られない分、宿題を多く出すのだと信じていました」と語っています。 作家になる前は小学校の先生だった野村さん。「読書感想文を必須にするから子どもが本嫌いになる」と同僚を説得し、感想文を出しても出さなくてもよいよ
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