ノーション(Notion)はいまシリコンバレーで最も熱い視線を浴びている企業のひとつだ(日本では10月中旬にベータ版が公開されている)。 テック企業の従業員や動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」のインフルエンサーからチームワークやプロジェクトプランニングに最高のツールとの支持が高まり、2021年10月には2億7500万ドル(約300億円)という巨額の資金調達に成功。 最新の評価額は100 億ドル(約1兆1000億円)に達している。 ノーションは2012年創業。文書、チームWiki(共同ナレッジ)、タスク管理ツール、スプレッドシートを組み合わせた「オールインワンのワークプレイス」を売り文句にしている。 パンデミックを受けたリモートワークの普及拡大で脚光を浴びる形になったものの、それまでは長いことベンチャーキャピタル(VC)からの出資を拒むなど、シリコンバレーの「隠し球」的存在とみ