生成AIの普及に伴って、効果的な活用方法が日々編み出されている。ChatGPTのようなチャット形式での利用や、AIサービスのAPIを使って自社製品に搭載する方法が一般的だ。これから各社のAI開発が進んだり大規模モデルの性能が進化したりすれば、AIの使い方や導入方法を巡る議論が活発になるだろう。 そんな“生成AI時代”に適したAIの使い方は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「MAGIシステム」かもしれない――こんなアイデアが飛び出したのは、ITmedia主催のオンラインイベント「デジタル戦略EXPO」(2月25日まで)の特別講演だ。生成AI活用の第一人者である深津貴之さんと、独自LLMの開発などを進めるサイバーエージェントの毛利真崇さん、ITmedia NEWSの井上輝一編集長が登壇した。その特別講演の一部をお届けする。 AIをビジネスで活用するとき、大半の企業はまずAIの実行環境を検討す