中部電力 事故受け浜岡原発で訓練 3月29日 17時4分 福島の原子力発電所の事故を受けて、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所では、津波で原子炉の冷却機能が失われたことを想定した訓練が行われました。 中部電力の浜岡原発ではこれまで東海、東南海、南海の3つの地震が連動してマグニチュード8.7の地震が起き、8メートルの津波が来るという想定で安全対策がとられてきました。しかし、福島第一原発が想定を超える津波の被害を受けたことから、中部電力は29日、浜岡原発の定期点検中の3号機で訓練を実施しました。訓練では、海水をくみ出すポンプが津波で壊れたと想定し、消防車で敷地内の貯水槽から海水をくみ上げ、原子炉や使用済みの核燃料を保管する燃料プールを冷やす手順を確認しました。また、燃料を供給する配管が津波で被害を受け、非常用の発電機が動かなくなったという想定で、新たに配備した電源車を使って外部から