IoT(モノのインターネット)の普及には、電子部品メーカー各社の役割が大きい。スマートフォンや自動車向けの製品とは異なり、IoTは複数のセンサーや通信モジュールを組み合わせて構築することから、電子部品各社がソリューションに深く関わる。従来まで黒子に徹していた各社だが、IoTにおいては主役になるべく、新技術や新ソリューションの創出を急ぐ構えだ。 京セラ、ネットワーク参入 「本格的なIoTの普及に向けて貢献したい」―。2月からIoT用の低価格通信網を運営する京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市伏見区)の黒瀬善仁社長は、語気を強めた。親会社の京セラは電子部品大手の一角としてIoTビジネスを推進している。この一環としてKCCSは仏ベンチャーのシグフォックスと組み、通信網サービスでIoT市場を開拓する。 KDDIなど約40社がIoTサービスやセンサー、通信機器を開発するパートナーとして
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