いまはフラットでニュートラルな状態 ――新しいアルバムは過去の2作ともまた違った感じになりましたね。 田中和将(ヴォーカル/ギター)「ここ最近はずっとセルフ・プロデュースでやってきたから、アルバム一枚を通してプロデューサーを迎えたのは久々で。そういう意味では、全然違うイレギュラーな形だったものですから。いろいろ違っていて当然だろうし、むしろ違っていてほしいなと思っていました」 ――イレギュラーな作品にしたいという考えは、当初から念頭にあったんですか? 田中「イレギュラーにしたいというよりは、これだけ長年やっていると、自分らのやり口みたいなものも大体わかってくるものなので。そろそろ、いい加減プロデューサーをつけようと。空気の入れ替えじゃないですけど、何かしら違ったアイデアや意見によってリフレッシュしたい気持ちは以前からありました」 ――以前、Mikikiに掲載された『BABEL, BABEL