埼玉県新座市の市役所南側には宅地や農地などが広がっている。歩いていると、色あせた横断幕があった。「みんなの力で大江戸線を新座市へ」と書かれていた。 いまの地下鉄大江戸線の終点は、数キロ先にある東京都練馬区の光が丘駅。新座市は、同線が延伸されてこのエリアに新駅ができれば、市内の住民がさらに増えると期待している。 都に隣接する同市では人口が増えている。2020年国勢調査では約16万6千人で過去最多となった。 だが、市は、人口は25年にピークを迎え、その後減っていくとみている。少子高齢化などの影響だ。人を呼び込むには「鉄道駅を中心としたまちづくりが必須」と担当者は強調する。 1997年に所沢市、東京都清瀬市と「延伸促進協議会」を結成。2001年に練馬区も入り、県と都、国に働きかけてきた。 だが、実現のめどは立っていない。16年、国土交通省の交通政策審議会は「光が丘―大泉学園町(練馬区)」と、新座
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く