2020年の大学入試センター試験の変化に始まる教育改革を解説した『2020年からの教師問題』の著者・石川一郎氏は、長年「21世紀型教育」を研究・啓発してきた人物だ。現在は私立校の理事や学院長を務めながら、小学校から大学までの三位一体の教育改革、そして教員の変革を訴え続けている。 一方、スマホやPCから動画で授業を受けられる「スタディサプリ(旧・受験サプリ)」を生み出し、教育界におけるイノベーション創出に取り組み続けるリクルートマーケティングパートナーズの山口文洋。スタディサプリによって教育格差を解消するだけでなく、教育現場の生産効率性の上昇をも促している。教育の変革を訴える二人に、新しい教育が日本にもたらす未来について尋ねた。 「主体的に考え、課題解決できること」を目指す教育改革 ー 大学入試センター試験が大学入学希望者学力評価テスト(仮称)へ変更されるに至った経緯をお伺いできますでしょう