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『蝶のみちゆき』 高浜寛 リイド社 \926+税 (2015年1月30日発売) 艶やかな筆致と洗練されたストーリーテリングで、バンド・デシネ方面など海外からも評価の高い高浜寛の最新作。 幕末期の長崎の郭を舞台に、絶世の花魁“几帳太夫(きちょうだゆう)”の波乱に満ちた生涯が描かれている。 ……と書くとシンプルな話のようだし、実際、マンガを構成する物理的な「ネーム」の量というのは多くないように思えるが、その読みごたえはシンプルどころかため息が出るぐらいに濃密。 主人公は絶世の美女でありながらなぜ苦界にいるのか、彼女をとりまく人たちの思惑はどこにあるのか、特殊な世界をまたぐ彼らのどこまでが「建前」でどこからが「本音」なのか……。複雑に入り組んだ人間関係をスキなく徹底的に作り込んでおいたうえで、必要最小限のシーンから情緒とドラマをにじませていくあたりがじつにうまい。 当時の医療を扱うシーンの時代考
家からオーロラが見える「アラスカ・ワンダホー!」移住一家描くエッセイ 2015年2月15日 18:19 146 5 コミックナタリー編集部
2月25日に発売されるKiss5号(講談社)から、3号連続で新連載が始まることが明らかになった。作家のラインナップは連載開始順に、水谷フーカ、楠田夏子、ひうらさとる。 これは本日2月10日に発売されたKiss4号で発表されたもの。5号に登場する水谷は、恋愛オムニバスシリーズ「満ちても欠けても」をスタートさせる。都内のラジオ局で働くアナウンサー・天羽日向を中心に、さまざまな人間ドラマを描いていく。 3月10日発売の6号から始まる作品は、同誌で「グレイ ロマンス」を不定期連載中の楠田による「ブルーバードブルー」。仕事や友人に恵まれ恋から遠ざかっていた女性を通じて、女性にとっての恋愛という概念を掘り下げる物語だ。 そして「ホタルノヒカリ」で知られるひうらは、3月24日発売の7号から始動。離婚をし故郷ののんびりとした島に帰ってきた女性が、慰謝料を使いきる前に人生を立て直そうと奮闘する姿を描く。タイ
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