1日で、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが国内で初めて米軍普天間飛行場に配備されて5年となった。オスプレイは開発段階から事故が相次ぎ、構造的欠陥が指摘されてきた。全41市町村長はじめ県民の多くが配備に反対したにもかかわらず、政府は民意を無視し配備を強行した。事故率は普天間配備後も上がり続け、普天間配備の24機のうち2機は墜落事故を起こした。「安全性」が根底から揺らいでいる。 [事故率]24機のうち2機墜落 「バスタブ曲線」崩れる 名護市安部への墜落後、夜間飛行を強行する米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイ=2016年12月19日、宜野湾市 米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備が公表された際、配備正当化に持ち出されたのは「バスタブ曲線」理論だった。 これは、一般に航空機の運用初期は事故率が高い傾向にあるが、時間の経過とともに低くなり、その後老朽化に伴い再び事故率が上がるというものだ。
