IT業界には、必要となる能力を持った人たちが潤沢にいるため、買い手市場となっている職種と、必要な人材を確保するのがほとんど不可能という職種がある。本記事では、採用担当者をやきもきさせている10種類の職種を紹介する。 IT業界は、現在のように経済状況が厳しい時であっても、一般的に売り手市場となっている。しかし、そういったなかでも特に人材確保の難しい職種がある。以下では、新たな人材を採用しようとした企業が、その難しさに驚くことになる10種類の職種を挙げている。 #1:ITトレーナー ITトレーナーたちはITの世界において独特の役割を担っており、その職種を遂行するうえで固有のスキルセットが必要となる。このため、ITトレーナーという職種の人材募集自体が一筋縄ではいかないものとなっている。また、ITトレーナーの仕事は一般的なIT職のそれと比べるとさまざまな面で異なっており、出張も頻繁に行う必要がある
会計士や中小企業診断士は中小企業が最も信頼を寄せるパートナーといえよう。これはITシステムの導入や活用においても通じるという。 IT調査会社のノークリサーチは10月11日、中小企業のIT提供者評価に関する調査結果を発表した。中小企業がIT導入を検討するうえで、会計士をはじめとする士業からのアドバイスを重視するケースが多いことが分かった。 同調査は、年商50億円未満の中小企業400社の経営層および管理職を対象に、2011年8月に実施。IT活用に関する主要な提案者について、年商5億円以上~50億円未満では「システムインテグレータ」が38.0%、「IT関連の販社」が33.0%となっており、年商5億円未満ではIT関連の販社が35.5%、ITコンサルタントが27.5%となっている(図1)。 一方、多くの中小企業は、会計士、社労士、中小企業診断士といった士業が最も信頼できる相談相手であるため、IT導入
厳しい市場環境に対応するために、ユーザー部門は業務に必要なシステムを随時、要求してくる。これに迅速・柔軟に応えるために、今、企業の情報システム部門はさらなる効率化が求められている。だが、リソースの問題もあり、なかなか思うような対応は難しい。ではどうすれば良いのか? 本連載では、マイクロソフトが近く提供開始する「Visual Studio LightSwitch」に光を当て、情シスの効率アップの実現手段を考えていく。 “新たな役割”を求められている情報システム部門 今日、企業ITの在り方は大きな転換期を迎えている。リーマンショック以降の不況期、多くの企業でIT予算は真っ先に凍結、もしくは削減の対象となった。後に業績を回復した企業でも、ITの投資対効果には、今までにないほど厳しいチェックの目が注がれるようになっている。 一方で、不況によるダメージから脱した企業は、競合他社に先駆けていち早く経営
~新人プログラマ/SEは覚えておきたい“まとめ”~ @IT編集部 2011/3/24 このページは、開発者/プログラマが、以下のような項目に関して、常識的な基礎知識を学ぶための記事リンクのまとめです。 デスクトップなどの見た目に関する3つの常識 プログラミング・コーディングに関する6つの常識 ネットワーク/通信に関する9つの常識 セキュリティに関する3つの常識 データとファイルに関する5つの常識 設計・アーキテクチャに関する6つの常識 ソフトウェアの品質管理に関する3つの常識 業務アプリに関する5つの常識 Java SE(旧、J2SE)のコアAPIやJSP/サーブレット+StrutsのWebアプリケーション開発、JBossやその他のJavaオープンソースソフトウェアのサンプルコードや使い方を通じて、さまざまな“常識”を学習する以下の連載の記事に、基礎知識のカテゴリごとに分けてリンクしていま
リクルートがこのほど発表した「中小企業のIT導入状況」に関する調査結果を基に、中小企業のIT利用における実態と今後の行方を探ってみたい。 過半数の企業が現状の社内システムに不満 政府が先頃発表した12月の月例経済報告によると、「景気はこのところ足踏み状態となっている」という。2008年秋のリーマンショックで落ち込んだ景気は、いったん回復局面に入ったものの、10月から3カ月連続で「足踏み」が続いている。 企業の業況判断についても「慎重さがみられる」とし、前月の「改善している」から下方修正した。とりわけ中小企業では、先行きに慎重な見方がまだまだ根強いようだ。 そうした中で、中小企業のIT利用はどのような状況になっているのか。リクルートがこのほど発表した「中小企業のIT導入状況」に関する調査結果を基に、その実態と今後の行方を探ってみたい。なお、調査は同社が運営するIT製品情報サイト「キーマンズネ
業務破壊の地雷原、野放しのExcelシートをなくそう:中堅・中小企業のためのERP徹底活用術(7)(1/3 ページ) 業務遂行に不可欠で最も身近なソフトウェア、Excel。それだけに未管理のまま放っておくと、勝手にマクロなどが仕込まれたExcelシートが量産され、Excelシートのブラックボックス化、業務の属人化を招いてしまう。 情シスは「Excel」は管理していても「Excelシート」は管理していない 日本企業におけるERPの普及率は、大手企業で約7割、中堅中小企業を含めると約5割と言われています。しかし、ERP研究推進フォーラムの2010年度の調査によると、ERP導入企業のうち、その効果やコストパフォーマンスに「満足している」企業はわずかに1割程度。7割の企業が「不満を感じながら利用」しており、15%の企業は「積極的に乗り換えを検討」しているそうです。実際、私が普段行っているコンサルテ
テックファームは、独立系システムベンダーとして20年以上の開発実績を誇り、最新技術をいち早く取り入れたシステム開発を通じて、多種多様な業界でお客さまが抱えている課題解決や効率化・合理化などのお手伝いをいたします。 私たちは、お客さまのニーズやリクエストにそのまま応えるだけでなく、常にお客さまの事業やサービスの価値向上を考えた提案をおこなうことを重視しています。 さまざまな業界のITの仕組みを手がけてきた豊富な開発実績と、そこで培われた知見や技術力を背景に、単なる開発企業ではなく、「ITのプロフェッショナル集団」として、お客さまの業務改善と改革に貢献するソリューションを提供いたします。 テックファームには、「作りかた」だけでなく「使われかた」「続けかた」まで手がける専門家チームが存在します。 サービスの設計、UIデザイン、開発はそれぞれ個別のベンダーに依頼することが一般的ですが、テックファー
米国フォレスター・リサーチによる調査リポートによると、5割以上のCIOが3年以内にIT部門を大々的に変革する予定だという。なかでも真っ先に大なたが振るわれるのがアプリケーション・グループである。米国フォレスター・リサーチによる調査リポートによると、5割以上のCIOが3年以内にIT部門を大々的に変革する予定だという。なかでも真っ先に大なたが振るわれるのがアプリケーション・グループである。 「壊れてないものは下手にいじるな(If it ain't broke, don't fix it)」という諺がある。変化を恐れる人や、例えば車を修理工場で直してもらっている間、なるべく安く済むようにと祈っているオーナーが心の中でつぶやくのがこの言葉である。 しかし、今日のCIOの多くはIT部門内で何かが壊れていると感じているようだ。調査企業である米国フォレスター・リサーチが先日発表した調査リポートから、
これは、MIT SloanのCusumano先生が本でも授業でもよく言ってる話。 面白いから忘れないうちに書き記しておく。 Cusumano先生は、Microsoft SecretやPlatform Leadershipで有名なソフトウェアビジネスの研究者。 日本の企業研究も色々されているし、一橋大学のビジネススクールで何年か教えてらしたりした日本通でもある。 そのCusumano先生が、ソフトウェア産業への取り組み方を比較して、こんなことを言っていた。 Europe: Software as a science -ヨーロッパにとってソフトウェアは「科学」 Japan: Software as production -日本のソフトウェアは「製造業」 India: Software as a service -インドのソフトウェア産業は「(プロフェッショナル)サービス」 U.S.: Soft
シンガポールでアジアのエンジニアと一緒にソフトウエア開発をして日々感じること、アジャイル開発、.NET、SaaS、 Cloud computing について書きます。 日本は世界で唯一、英語以外の言語だけである程度のIT系の仕事ができる国だと思う。そのせいか、日本のIT従事者の英語の能力は、たぶん世界でも相当低い方だろう。 それはそれで、日本という国の、国としてのパワーの高さをしめす証拠でもあり、我々日本人にとっても喜ばしいことかもしれない。しかし、その状況がいつまでも続くかと思うと、それは長くは続かないような気がする。 さらに、日本人が読むIT系の書籍、記事はほとんどが、英語の翻訳であることも見逃してはいけない。翻訳される情報は、世界で出回っている情報のうちのほんの少しにしかすぎない。また、世界には、自分のブログで技術情報を発信している人が大勢いる。そのほとんどは英語で発信している。その
企業は情報システムをどのような考え方で運営していくべきか。戦略コンサルティングファーム独ローランド・ベルガーに話してもらう。2回目のテーマは、CIOの存在意義についてだ。 所有から利用への流れが現実味を帯びるなど、企業が活用するITの在り方が変化しつつある。今後、企業は情報システムをどのような考え方で運営していくべきか。戦略コンサルティングファーム独ローランド・ベルガーに連載してもらう。2回目のテーマは、CIOの存在意義についてだ。 モノの見方や史観は、自身の経験や知識、利害関係によって規定されます。企業の成功要因を挙げる場合でも、人事を生業にしている会社ならば人に焦点を当てた提案をするだろうし、プリンタ業者ならばプリンタの性能で成功の秘けつを語ります。 CIOの誕生 CIO(最高情報責任者、Chief Information Officer)は1980年代に米国で誕生し、日本に登場し始め
IT部門の社内地位を上げる3つの方法:アビーム、調査レポート「ビジネスに貢献するIT部門への変革」を発表 アビームコンサルティングは3月16日、調査レポート「ビジネスに貢献するIT部門への変革」を発表した。一部上場企業16社のIT部門トップにインタビュー調査を行ったところ、経営に貢献できるIT部門、経営改革にまで踏み込んだ提案ができるIT人材を望んでいながら、日々の運用業務に追われ、組織の強化や人材育成を課題と認識していることが分かった。同社はこれを打破するうえで、「コア/ノンコア業務の切り分け」「IT構成の最適化」「IT組織・アウトソーシングの改革」という3つの取り組みが重要だと指摘した。 業務とITに精通した人材が足りない 調査は2009年10~12月、連結売上高1000億~5000億円の東証一部上場企業16社のCIOやIT部門長、IT子会社の役員にインタビュー形式で実施した。まず「I
技術の勉強をするのに、遅過ぎるということはない。ITの世界でビジネスを始めようと決め、それから技術を習得した人だっている。「必要な技術を独学で身に付け、ビジネスを推し進めてきた」という変わり種の起業家が描く未来とは。 「とにかく起業がしたかったんです。ITでビジネスをしようと決めて、それから技術を勉強し始めました」 その言葉は、おっとりとした外見からは想像しづらい。「起業」というキーワードで知り合った友人と2人で会社を立ち上げた「技術担当の取締役」は、4月1日から「代表取締役社長」として再スタートを切る。 特集「学生起業家たちの肖像」2人目は、Web漫画投稿コミュニティサイト「MANGAROO」の運営や、Web/モバイルサイトの企画・制作を行うモバキッズの設立者の1人、田村健太郎氏を取り上げる。 技術の勉強は「起業してから」? 1986年生まれの田村氏は、一橋大学経済学部に在学していたころ
アジア最大の求人サイトCEOが語る「優秀な人材」論:海外から見た! ニッポン人エンジニア(3)(1/2 ページ) 時代を読む力は、生き残れるエンジニアの必須条件である。本連載では、海外と深い接点を持つ人物へのインタビューをとおして、IT業界の世界的な動向をお届けする。ITエンジニア自らが時代を読み解き、キャリアを構築するヒントとしていただきたい。 あるときは案件があふれ、またあるときは枯渇して皆無となる……。「景況感に左右されないエンジニアになるためには、どうすればいいのか」。これは多くのエンジニアにとって共通の課題であろう。 時代を読む力は、生き残れるエンジニアの必須条件だ。 11月からスタートしている新シリーズ「海外から見た! ニッポン人エンジニア」ではグローバルに特化した組織・人事コンサルティングを行うジェイエーエス 代表取締役社長 小平達也が、海外と深い接点を持つ人物へのインタビュ
情報処理推進機構(IPA)は、調査報告書「IT人材白書2010」(概要版)を公表している。同報告書から、IT人材のキャリア形成や求められるITスキルについて、企業と個人の間に大きなギャップがあることが分かった。 現状に満足も将来に不安 ITベンダーなどで働く現役IT人材1000人を対象に実施したアンケートによると、現在の業務環境に満足しつつも、将来のキャリアアップに不安を抱える人材が多いという。 仕事や職場の環境に対する満足度では、回答者の半数以上が「休暇の取りやすさ」「職場の雰囲気」「プライベートとの両立」「労働時間」「仕事の内容」「仕事の充実感・達成感」に「満足している」「やや満足している」と答えた。IPAは、「ITの仕事につきまとう“3K”のイメージと実態は異なる」と分析している。
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