小学校、中学校と小説を書いていた。 とても拙い、どこかで読んだことがある内容が陳腐な表現で綴られていく、思い返すだけで赤面するような文章だ。 確か小学校の卒業文集には「将来の夢:小説家」と書いたはずだ。 中学校から高校にかけて作曲をしていた。 C、G、Am、Em…程度のコード進行に捻りのない恥ずかしい歌詞を乗せていた気がする。 ストローク奏法しかできないくせに、HistoryのアコギとかTokaiのレスポールなんか買って舞い上がっていたのもこの頃だ。 途中でDTMにも興味をもち、初音ミクを導入し、MidiキーボードやI/Fを購入したものの、アウトプットされる曲のクオリティは変わらなかった。 大学にはいって自由にインターネットが使えるようになり、またいろいろな人と関わるようになってから、小説を書いていた、とか作曲をしていた、とは言わなくなった。 僕のやっていたことはファッションの域をでていな