チャットツール利用の増加にともない、海外メディアの間では「Zoom疲れ」という言葉がよく聞かれるようになってきている。 在宅勤務する人の間で、頻繁なビデオチャットがストレスを引き起こしているという現象だ。チームの顔とジェスチャーが見えるという便利さの一方、カメラで人に見られている状態は必要以上の緊張を促しているようだ。 今回は、これらの問題の原因から、どう活用すればスムーズなコミュニケーションが取れるようになるのかまで、Zoom疲れにならない方法をお伝えする。 外出自粛によって、人々の「自己複雑性」が失われている 現在日本でも多くの企業が在宅勤務に移行している。会議はZoomなど遠隔チャットツールを使うようになっているのが通常だろう。 ビデオチャットによる会議で無駄な時間が省かれ、生産性が高まっているという声が聞かれる一方で、どうしてもツールに慣れず、ついつい出社を好むという人もいるようだ