沖縄に行かれたことのある読者なら、とても大きなカタツムリが島に生息しているのを目撃したことがあるのではないでしょうか? 本土で身近に見かけるカタツムリと違って、紡錘型の巻貝を背負っており、殻の大きさは最大20センチメートル、体長も伸びれば20センチメートルを超える大物です。 町民より多い伊豆大島のキョン 都が根絶目指し前年度比1.4倍の4億円予算化 このカタツムリの名前はアフリカマイマイ。名前から分かる通り、外来生物です。本来の生息地は東アフリカと考えられ、世界各地に食用目的で持ち込まれました。現在では、東南アジアや、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯・亜熱帯島嶼域に広く分布しています。(解説:国立研究開発法人国立環境研究所・侵入生物研究チーム 五箇公一) 食用として導入された巨大カタツムリが有害動物に 日本では、沖縄島・奄美大島・宮古島・石垣島など南西諸島および小笠原諸島に定着しており、これ