2024年5月30日のブックマーク (2件)

  • おれの潰れそうな会社の現状について - 関内関外日記

    寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 黄金時代の終わり。月に19万円も手取りがあったのに、これがなくなる。それどころか、会社自体が消滅してしまう。おれは失業者になって路上に放り出される。 ……と、思っていたが意外な展開を見せた。元親会社の重役に社長が「親会社の社長にこんなことを言われた」むねのメールを送ったところ、向こうで「ちょっと(親会社の)社長は黙っていてください」ということになった。 結果、親会社に対する二千万くらいの負債は帳消し、関係は解消ということになった。むろん、赤字会社なので銀行に対する借金はある。ただし、いきなりの破産はなくなった。 とはいえ、これは親会社がつくまえの状況に戻るということであって、自転車操業もいいところの、給料の遅配、無配どころか平社員のおれから金を借りるということになる。しかしながら、もはや二十年以上働いているわれわれはもうそれで転職する気もな

    おれの潰れそうな会社の現状について - 関内関外日記
    shirosso
    shirosso 2024/05/30
  • 手取り19万円の栄光の終わりに

    舵のない舟 かくて早くも彼の心は、洗練された隠遁の地、心地よき無人の境、人間的愚かさの絶えざる氾濫を遠く逃れた、びくとも動かぬ、なまぬるい方舟を夢みつつあった。 ユイスマンス『さかしま』 思えばおれの人生というのは舵のない舟に乗って川を流れてきただけだ。みすぼらしい帆や、壊れかけのエンジンはついていたかもしれない。ただ、流れてくるように、流れてきた。 おれは人生に興味がなかった。正確にいえばおれはおれの人生に興味がなかった。明日、どうしよう。五年後、どうしよう。大人になったら、どうしよう。なに一つ向き合ってこなかった。 親だとか誰かだとかにいわれるがままに、適当に流れてきた。意思というものがなかった。 べつに親だとか誰かだとかを信じていていたとか、そんな話もない。自分は確固たる意思をもって、意思を持たずに生きてきた。 人生の岐路に立って自分で道を選んだという覚えもなければ、なにごとかに目覚

    手取り19万円の栄光の終わりに
    shirosso
    shirosso 2024/05/30