各種サーバーに格納されている情報を整理し,情報を引き出せるようにするエンタープライズ・サーチ製品。文書の量やユーザー数によってシステムの設計方法は変わってくる。ポイントになるのは,サーチ・エンジンを構成する三つの基本機能の配置の仕方だ。 エンタープライズ・サーチのシステムは,インターネットで使われている検索エンジンと構造的には同じである。具体的には,(1)ネットワークを介して検索対象のシステムから文書を収集する「クローラ」,(2)収集した文書からテキストを抽出して索引を作成する「インデクサ」,(3)ユーザーからの問い合わせに従って索引を調べ,検索結果を返す「サーチャー」という三つのプログラム・モジュールが連携して動作する(図3)。エンタープライズ・サーチ製品は,これに簡易なポータル・サーバーの機能や,アクセス制御を実現するためのディレクトリ・サービス連携機能を持たせてある。 図3●エンター
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