知人のブログに、ペリカン便に対するクレームを書いたエントリがあった。ペリカン便が、アマゾン・ドット・コムで購入した商品を誤配したという。そのブログにはほかにも、佐川急便による誤配について、その一部始終が書かれていた。その結果として、ペリカン便と佐川急便というブランドに悪いイメージを抱いたという。筆者は本人を知っており、決して無茶な要求をするようないわゆる「クレーマー」ではない。 このブログには、企業は消費者が抱くブランド・イメージをどうマネージすべきか、それに基づきサービス戦略をどう舵取りすべきかについて、いくつもの示唆が盛り込まれている。 アマゾンとペリカン便 テレビのニュース報道で、「日本郵政が日本通運と宅配便事業を統合」という話題が取り上げられていた。日本通運のペリカン便と日本郵政(日本郵便)のゆうパックのどちらも、ヤマト運輸や佐川急便に単独では対抗できなくなっているのがその背景――