企業のWebサイトには、必ずといってよいほどそのサイト内をキーワード検索できる「検索窓」が用意されています。この検索窓はもともと明確な目的を持って設置されることが少なく、ユーザが満足するものではありませんでした。 しかし最近では、ユーザが必要な情報を探し出すといった面以外に、自社サイトにユーザをひきつけ、さらにユーザが求めているものを企業側が知るといった目的でも、重要視されつつあります。 この検索窓をどう活用していくかが、今後の企業のWebサイトの価値を含め、ビジネスの展開にも大きくつながっていきます。そこで本連載では、検索窓に対するユーザの不満を解消し、どのように活用していくべきかを解説します。 現在、企業がインターネット上に公開しているWebサイトは「企業の顔」としての情報を提供する場だけでなく、それ自体が企業の価値として認められてきています。各企業は、TVコマーシャルや電車内広告をは
しばらくマーケティング的な観点からWebデザインについて書いてきましたが,今回はそのまとめです。今後,Webサイトがどういった方向に進んでいくべきなのか,考える際の参考にしていただければと思います。 訪問を利益に,利用を利益に Webサイトのプロモーションは,まだまだ「訪問勧誘型」だと思われます。「良いサイトがあるから来てください」「続きはWebサイトで」など様々な言葉で,とにかくURLを根付かせることへの投資が中心に見えます。 その流れから,バナー,アフェリエイト,メールマガジンなど様々な技術や工夫が育ってきました。しかし,Webサイトを開発し運営する側から見ると,多くの課題が横たわっています。 アクセス・ログ上で何万人の訪問者が来ようと,「利益」につながらないならば運営が苦しくなります。「訪問勧誘」が進むほどピーク時のアクセス数は増加するので,それに耐えられるだけのサーバーも増強せざる
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