松平 頼暁氏(まつだいら・よりあき=作曲家、生物物理学者)9日午後0時33分、肺炎のため東京都内の病院で死去、91歳。東京都出身。告別式は21日午前10時半から東京都荒川区西日暮里6の55の1、メモリアルセレス千代田21で。喪主は孫理弥(よしみ)さん。 父は国際的な作曲家の松平頼則氏。独学で作曲を学び、前衛的な作風で知られる。音楽の要素を数値化した技法などで、建築のように抽象的に音楽を組み立てた。「マリンバとオーケストラのための『オシレーション』」で尾高賞受賞。98年に紫綬褒章。理学博士で、立教大教授も務めた。