NTTドコモは2012年1月27日、2011年度第3四半期(2011年4~12月)の決算を発表した。売上高に当たる営業収益は前年同期比1.1%減の3兆1742億円、営業利益は同1.9%減の7438億円と減収減益だった。音声収入の減少、代理店手数料の増加、端末価格低減による端末販売収入の減少が主な減収要因となった。 音声収入は前年同期から1493億円の減少となる一方、パケット収入は同1099億円の増加となった。音声収入は端末割賦販売による割引「バリュープラン」による減少が約530億円ある。音声収入の減少をパケット収入の増加で補う構造になっている。立役者となったのが、2011年4月から12月までで553万台を販売したスマートフォンである。 山田隆持社長は「現時点で620万台にまで伸びている。ラインアップを拡充した12月には、単月で102万台を販売した」と通期目標である850万台の達成に自信を見