タピオカドリンクの大流行を背景に関西地方で輸入が急増し、ことし上半期のタピオカの輸入量が去年の同じ時期の20倍を超えたことが大阪税関のまとめでわかりました。 これは前の年の同じ時期(30トン)の21.3倍で、全国平均の4.3倍を大きく上回りました。 関西の輸入量は年間でも去年の181トンが過去最大でしたが、ことしは4月末の時点でこの量を超えたということです。 背景にはSNSを利用する若い世代などの間で、ミルクティーなどにタピオカを加えたドリンクの人気が高まっていることがあります。 輸入先は全国的に台湾が大半を占めていて、関西もすべて台湾だったということです。 関西での輸入の伸びが目立つ理由について、大阪税関は「港から近いエリアに大きな消費地があり、ドリンクを提供する店の出店が相次いでいるほか、大阪に拠点がある飲食チェーンでも商品を提供する動きが広がっているためではないか」と話しています。