幼い頃から、実家では長男である弟が優遇されていました。 おそらく、親や弟は覚えていないと思います。それは、子供からしたら大きな買い物(ラジカセ等)を、弟は買ってもらえるけれど、自分は買ってもらえないとかいうことです。 そして「お姉ちゃんだからガマンして」というふうに親がいった言葉に、ちゃんと納得できた日は一度もありませんでした。 私に対する親の愛情がなかった、ということではないのです。でも、子供の目から見て明らかな差がありました。 母が、知人のおばさんと遭遇したときの「長男がいるから安泰ね」というような会話もよく聞きました。 正直こういう会話も苦手で、「そんな会話、私の前でするなんて・・・」と思っていました。 私の実家が田舎だったからでしょうか、「長男がどうした」とかそういう話は本当によく聞き、幼い頃は、そういう長男信仰のようなものを肌でよく感じていました。(続く) ↓他の回はこちらからど