切り口で断面の絵柄が変わる話題の羊羹(ようかん)「Fly Me to The Moon羊羹ファンタジア」について、製造する老舗菓子店・本家長門屋の6代目夫婦、鈴木哲也さんと鈴木静さんに取材した。鳥が徐々に羽ばたき、満月にこの羊羹は、1848年創業の福島県会津若松市の本家長門屋が販売している。三日月で止まっていた鳥が、徐々に満月に向かって羽ばたき、景色も少しづつ夜の帳が降りていくストーリーが羊羹の中で展開される。暮れゆく空色に変わりゆく山並み、羽ばたく鳥などジャズメロディーのような味わいを持つ、切り分けるのが楽しくなる一品。切る場所で一切れの味わいも変化する。 先日ネット上に商品についてのツイートが投稿されたところ、たちまち話題沸騰。「綺麗」「芸術作品」「おしゃれ」「涼しげ」「アートだよね」「食べるのがもったいないぐらい可愛い!」など反響が殺到し、投稿から3日足らずで4万5000超リツイート