業務データを保護し、活用するためのストレージ選びは、企業のIT部門にとって重要な課題となってきた。容量、性能、コスト、省エネなどストレージへのニーズが多様化し、刻々と変化していく中、日本ヒューレット・パッカードのSANストレージ「EVA(Enterprise Virtual Array)シリーズ」がなぜ多くの企業で売れ続けているのか? その理由を説明する。そして最新のP6000 EVAの概要を見ていく。 ますます多様化するストレージへのニーズ 業務データの格納庫として導入されているストレージへのニーズが、昨今ますます多様化している。1990年代には、サーバーに格納していたデータを安全に保存するためだけの外付けのディスクアレイ装置に過ぎなかったが、データ容量が爆発的に増大してきたことで拡張性や信頼性も求められるようになってきた。また、サーバーやストレージ間を相互接続するためのネットワーク対応