昨今の電力需給逼迫(ひっぱく)を受け、「市場連動型」の電気料金プラン契約者から「今月10万円コースになる」「通常の電力会社の価格より10倍いってる」など悲鳴があがっています(Togetter)。電力会社によっては独自に対応を発表している、「10年に一度」ともいわれる深刻な電力不足は今後も続く見込みで、しばらくは予断を許さない状況が続きそうです。 「市場連動型プラン」というのは、ざっくりと言えば「電力の需給状況に応じて電気代が変わるプラン」のこと。自然電力、エルピオでんき、テラエナジーなど一部の電力会社が提供しており、電力が潤沢に供給されている間は通常よりも安く電気を利用できるのが大きなメリットです。 しかし、逆に言えば電力が不足している状況では当然、通常時よりも電気代は高くなります。電力の取引価格は「日本卸電力取引所(JEPX)」によって決まるのですが、火力発電所の燃料となる液化天然ガスの