30日の土用の丑(うし)の日を前に、鹿児島県内産ウナギの出荷が細っている。今年の出荷分はシラスウナギの不漁に加え、ウクライナ侵攻による飼料や燃料の高騰が重なって価格が1割ほど上昇し、売れ行きが鈍ったため。鹿屋市の養鰻(ようまん)業者では、例年は出荷に追われているはずの26日の出荷予定がなく「長年業界にいて丑の日前の出荷がないのは初めて」と頭を抱える。 【写真】こんがりと焼けたうなぎのかば焼きが並ぶコーナー。Aコープキラメキテラス店では鹿児島県産のみを扱う=26日、鹿児島市 出荷価格の上昇を受けて飲食や小売りでも値上げは進んでいる。今年の丑の日の県産ウナギは普段より高くなりそうだ。 ◇ 例年になく出荷の動きが鈍い鹿児島県産ウナギ。上昇した生産コストの価格転嫁に加え、割安な海外産との競合が要因とする見方もある。飲食店では仕入れ以外の経費も上がっており、値上げに理解を求めている。 鹿屋市の養鰻会
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