決勝三番勝負 菅井竜也(すがい・たつや)六段(23)と奨励会の大橋貴洸(おおはし・たかひろ)三段(23)との対決となった第46期将棋新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負第1局は29日、大阪市の関西将棋会館で行われ、午後2時44分、大橋三段が86手で勝ちました。第2局は10月14日(水)に同所で行われます。 振り駒で菅井六段が先手。振り飛車対居飛車の対抗形に。序盤はほとんどノータイムの速い進行でした。 42手目△5六歩から△5二飛と回って▲5八歩と謝らせて後手の作戦成功。 49手目、先手▲3五歩の仕掛けに後手も△8六歩と激しい攻め合いに出ました。 昼食休憩前の△7八と▲3五金の局面は早くも勝負どころ。先手の攻めがうるさいと見られましたが、△3五同角▲同飛に△2四金で▲3八飛と、飛車を追い返して後手のペースになりました。 66手目△3六桂に、控室では「ひじょうに厳しい」の声があがり、着実