インターネット上に大量の情報が溢れ、散在している時代だ。 このような時代にあって、インターネット上の情報を収集・整理し、公開することは、大きな価値をもちうる。 しかし、公開情報だからといって、どのように取り扱ってもよいというわけではない。 以下、ごく簡単にではあるが、法的な観点から、インターネット上の情報収集・公開に関する法的な論点についてポイントを述べる。 (1)著作権法 収集し、公開する情報(文章、写真等)が「著作物」として著作権上保護される場合は、権利処理を行う(著作権者から利用許諾を得る)か、著作権が制限される法定の要件を充たさない限り、著作権者の著作権(複製権、公衆送信権等)を侵害することになる。 著作権を侵害したとなれば、著作権者から差止請求や損害賠償請求を受ける可能性がある。 なお、著作権侵害については刑事罰も用意されている。 (2)個人情報保護法 特定の個人を識別できる情報
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