困った。 「汝、星のごとく」に続き、凪良ゆうさんはどうしてこんなに私の胸を締め付けるのか。 私は本を読むのは好きだが、あまり何度も繰り返し読む方ではないので、読んで満足したらすぐに売ってしまう。 けれど、時々「この本は大事に持っていたい」と思う本と出会う事もある。 それがこの2冊。 「汝、星のごとく」とその続編である「星を編む」。 元々本屋大賞を受賞しているので、良い本には間違いないのだが、 どうしてこんなにブスブスと私の心を刺してくるのかと不思議なほどなのだ。 本の感想ブログは多々あるし、事細かく書いていくつもりは無いけれど、 「汝、星のごとく」でとにかく1番私の心を揺さぶったのは 「結ちゃんは助手席に移され、変わらず健やかな寝息を立てている。羨ましいような、複雑な気持ちになる。結ちゃんのように守られる子供と、俺たちのように守られない子供がいる。それは単なる運の差でしかない。」 という言