大型連休前から実験的に一部エリアを有料化している埼玉県飯能市の人気レジャースポット「飯能河原」の利用が激減している。1人あたり1000円を徴収する有料スペースの利用者は、連休中も定員(50枠=300人)に満たない。バーベキューのゴミの放置や騒音などの迷惑行為に悩んでいた地域住民からは歓迎の声がある一方、周囲の店からは「商売をやっていけるのか」と、不安の声も聞かれる。 【写真】飯能河原に投げ捨てられたごみの数々 連休終盤の7日。利用が最も多くなる正午の時点でも、バーベキューが認められている有料スペース(約3500平方メートル)にいたのは30人程度。使われていたのは8枠だけだった。有料スペースを案内する男性は、「有料化の効果が効き過ぎなのか……。思った以上にお客さんが少ない」と、困惑顔だった。 例年なら多い日に1200人以上もの人出があるが、この連休中の有料スペースの利用は定員に満たない日が続